
2026年7月、政治ニュースで大きな話題になったのが「れいわ新選組の代表選挙」。
結党以来ずっと代表を務めてきた山本太郎氏が辞任を発表したことで、党にとって初めてのトップ交代劇が繰り広げられました。
「そもそも何が起きたの?」
「新しい代表って誰?」
と気になっている人も多いはず。
この記事では、代表選が行われた背景から立候補した3人のプロフィール、そして気になる結果までをサクッとわかりやすくまとめていきます。
なお「そもそもれいわ新選組ってなんで人気あるの?」という疑問がある人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。 👉 れいわ新選組はなぜ人気?支持される理由を徹底解説
れいわ新選組ってどんな政党?おさらいしておこう

れいわ新選組は、2019年4月に山本太郎氏がたった1人で立ち上げた国政政党です。
大企業や労働組合、宗教団体といった組織票に頼らず、ボランティアと寄付で運営される「草の根政党」というスタイルが特徴。
消費税廃止や積極財政、社会保障の拡充など、生活に直結したわかりやすい政策を掲げて、既存政党とは違う立ち位置で支持を広げてきました。
山本太郎代表、辞任の背景
事の発端は2026年1月。山本氏は「多発性骨髄腫の一歩手前と診断された」と公表し、参議院議員を辞職しました。
その後も代表としては業務を続けていましたが、2026年7月に入って道路交通法違反(速度超過)で罰金刑を受けたことも重なり、7月9日の記者会見で代表辞任と政界からの引退を正式に表明しています。
同日、党は代表選を「7月17日告示・7月31日投開票」というスケジュールで実施すると発表しました。
ちなみに会見と同じタイミングで、共同代表を務めていた大石晃子氏も離党の意向を表明。もう一人の共同代表だった奥田ふみよ氏は代表選への不出馬を明言するなど、党の執行部が大きく揺れ動くなかでの代表選スタートとなりました。
実は3回目だった「れいわ代表選」
意外と知られていませんが、今回の代表選はれいわ新選組にとって3回目にあたります。
過去2回はいずれも山本太郎氏が信任を得る形で実施されており、今回のように現職代表の辞任を受けての「本当の意味での選挙戦」は初めてのケースでした。
投票の仕組み自体は過去2回と同じ独自のポイント制が踏襲されています。
れいわ新代表選の仕組みをわかりやすく解説
れいわの代表選は、他の政党とはちょっと違うユニークな投票制度を採用しています。総投票数は22票で、内訳は以下の通りです。
| 有権者カテゴリ | 票数 |
|---|---|
| 所属国会議員 | 6票 |
| 党役員 | 5票 |
| 地方議員・予定候補者など | 5票 |
| れいわオーナーズ(有料会員) | 5票 |
| れいわフレンズ(無料登録者) | 1票 |
有効投票の過半数を獲得した候補が新代表に選ばれる仕組みで、出馬には国会議員1名以上の推薦が必要でした。
国会議員だけでなく、党員やサポーターの声も反映される点が、いかにも「草の根政党」らしいポイントですね。
立候補した3人はどんな人?プロフィールまとめ

告示日の7月17日には、次の3人が立候補を届け出ました。
山本譲司氏(衆議院議員・幹事長)
1996年の衆院選で初当選し、民主党で2期を務めた経歴の持ち主。2000年には秘書給与詐取事件で実刑判決を受け服役していますが、服役中に知的障害のある受刑者の世話係を担当した経験から、出所後は障害者福祉や元受刑者の社会復帰支援に長年携わってきました。
その体験をまとめた著書「獄窓記」でも知られています。2026年の衆院選でれいわから国政に復帰し、幹事長を務めていました。
阪口直人氏(元衆議院議員)
1963年生まれ。キヤノン勤務や国連・NGOでの活動を経て、2009年の衆院選で初当選。通算3期の衆院議員経験があり、党内では副幹事長やボランティア本部事務局長を歴任してきました。
2024年の衆院選でれいわから国政復帰したものの、2026年1月の衆院選で落選しています。
石井礼子氏(東京都三鷹市議会議員)
介護ヘルパーや医薬品の登録販売者としての実務経験を持ち、2023年の三鷹市議選で初当選した地方議員。国会議員ではない立場からの立候補で、現場目線の意見を代表選に持ち込みました。
3人とも共通して掲げていたのが「山本太郎氏個人への依存からの脱却」というテーマ。
カリスマ性に頼った党運営から、集団指導体制やボトムアップ型のガバナンスへどう転換していくかが、今回の代表選の最大の争点になっていました。
3候補の主張をざっくり比較
| 候補者 | 経歴の強み | 掲げたテーマ |
|---|---|---|
| 山本譲司氏 | 障害者福祉・元受刑者支援の実務経験 | 権限集中の是正、選定プロセスの透明化 |
| 阪口直人氏 | 国連・NGOでの国際経験、党運営の実務歴 | 原点回帰と全員参加型のボランティア組織への改革 |
| 石井礼子氏 | 介護現場出身、地方議員としての生活者目線 | 現場の声を政策に反映する仕組みづくり |
こうして並べてみると、同じ「脱・個人依存」というゴールでも、アプローチの仕方が三者三様だったことがよくわかります。
国政経験の豊富さで安定感を打ち出す山本譲司氏、党の理念や運営ノウハウを知り尽くした阪口氏、そして地方政治の現場感覚を武器にした石井氏。れいわの支持層がどんな価値観を重視するのかを映し出す、興味深い代表選でもありました。
▼れいわ新選組の公式X(旧Twitter)でも代表選の様子が随時発信されていました @reiwashinsengumi 公式アカウントはこちら
【結果】新代表に選ばれたのは山本譲司氏

7月31日夜に投開票が行われ、新代表には山本譲司氏(衆議院議員・幹事長)が選出されました。2019年の結党以来、初めてのトップ交代です。
当選後、山本氏は「失われた30年を取り戻すために消費税廃止は言い続けなければならない」とコメントし、原発政策にも反対していく姿勢を改めて示しました。
代表選では「代表への権限集中の是正」や「候補者選定プロセスの透明化」を公約に掲げていたのも印象的でした。
今後のれいわはどうなる?党名変更の行方
党は代表選の投開票から30日以内をめどに党名を変更する方針を打ち出しています。山本太郎氏という個人の象徴性に頼らない体制へと生まれ変わろうとしている今、党名変更はまさにその「刷新」を形にする一歩といえそうです。
新代表となった山本譲司氏は、就任後のコメントで「消費税廃止は言い続けなければならない」「原発推進に歯止めをかけるれいわの政策は間違っていない」と発言しており、消費税廃止・脱原発といった基本政策は継承する姿勢を明確にしています。
一方で、代表選で公約に掲げていた「権限集中の是正」や「候補者選定の透明化」を、どこまで実際の党運営に落とし込めるかが今後の焦点です。
また、党運営そのものについても、これまでのようなカリスマ型のトップダウンから、役員・地方議員・ボランティアが対等に関わるボトムアップ型の体制へと移行できるかが注目されています。支持層の中には「山本太郎氏がいたからこそ支持していた」という層も少なくないため、新体制でどこまで求心力を保てるかは、次の国政選挙の結果にも直結してきそうです。
代表選、みんなが気になったポイントをQ&Aで整理
Q. なぜこのタイミングで代表選になったの?
A. 山本太郎氏が健康上の理由と道交法違反を理由に、代表辞任と政界引退を表明したことがきっかけです。
Q. 投票できるのは国会議員だけ?
A. いいえ。国会議員・党役員に加えて、地方議員や有料会員「れいわオーナーズ」、無料登録者「れいわフレンズ」にも票が配分されています。党員・サポーターの声が反映される仕組みなのが特徴です。
Q. 党名はすぐに変わるの?
A. 投開票から30日以内をめどに変更する方針が示されています。新しい党名の発表にも注目が集まっています。
まとめ
れいわ新選組は、山本太郎氏の辞任を受けて2026年7月に代表選を実施し、山本譲司氏が新代表に選出されました。3候補が共通して掲げていた「個人依存からの脱却」というテーマは、今後の党運営を占ううえでも重要なキーワードになりそうです。
そもそも「れいわってなぜあんなに支持を集めているの?」と気になった人は、支持される背景を掘り下げたこちらの記事もぜひ読んでみてください。
👉 れいわ新選組はなぜ人気?支持される理由を徹底解説
今回の代表選で新代表に選ばれた山本譲司氏について、「どんな人物なの?」「これまでどんな経歴を歩んできたの?」と気になる方も多いでしょう。学歴や経歴、政治家としての歩みを詳しくまとめた記事はこちらです。
▶ 山本譲司とは何者?学歴・経歴・プロフィールを徹底解説【2026最新】
新代表には選ばれませんでしたが、代表選では阪口直人氏にも注目が集まりました。これまでの政治経歴や学歴、れいわ新選組での活動について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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