【因縁の真相】なぜ麻生太郎と石破茂は“犬猿の仲”とされるのか？5つの理由と過去の対立を徹底検証！【2025最新政局】

引用元：Book Bang

1. 「麻生おろし」に石破茂が加担した因縁

2009年、麻生太郎首相の支持率が低迷する中、当時閣僚だった石破茂が「麻生おろし」に同調し始めたことが両者の関係悪化の決定的なきっかけとなりました。この行動は党内外で大きな波紋を呼び、後の総裁選や政局のたびに引き合いに出される因縁の始まりとなっています。

麻生太郎は伝統的な保守派で党内主流派の代表格。一方の石破茂は改革派として党の体制や政策刷新を掲げる反主流派です。憲法改正や地方分権、国防政策に対する考え方も対照的で、このスタンスの違いが両者の対立を深刻化させています。

麻生太郎は麻生派のリーダーとして強大な党内影響力を持ち、石破茂は石破派を率いて主流派に反発してきました。総裁選では麻生派が石破支持の排除を図り、石破派は党内改革を主張。主流派と反主流派の派閥抗争が両者の確執を象徴しています。

2008年、2012年の総裁選では石破が麻生主導の主流派と激しく争い、舌戦や票割れを引き起こしました。2024～2025年の総裁選でも麻生派は高市早苗ら他候補を支持し、石破の総裁就任を冷ややかに見守る態度を貫いています。

2025年の参院選で自民党が惨敗したのを受け、麻生太郎は「石破続投は許さない」と断言し、退陣論を主導。過去の「麻生おろし」への加担を根に持ち、石破政権の正統性を認めず、激しい権力抗争を繰り広げています。

麻生太郎と石破茂の“犬猿の仲”は、単なる個人的感情ではなく、長年にわたる党内権力闘争や政策対立の深層構造に根ざしたものです。2025年の政局動向を理解する上でも、この関係性は重要な鍵となっています。