【驚きの真実5選】中村勘三郎の嫁・波野好江さんとは？梨園を支えた“肝っ玉母さん”の素顔

引用元：e!集英社

歌舞伎界を代表する名優・十八代目中村勘三郎さん。その傍らには、長年にわたって彼を支え続けた“最強の妻”の存在がありました。その名は 波野好江（なみのよしえ） さん。華やかな舞台の裏で、家庭と家族を守り続けた“梨園の肝っ玉母さん”とは、一体どんな女性なのでしょうか？

今回は、そんな波野好江さんの知られざる素顔を【驚きの真実5選】でご紹介します.

1. 歌舞伎一家に生まれた“梨園の妻”

波野好江さんは、七代目中村芝翫の次女として誕生。まさに“梨園の名門”に生まれ育った、筋金入りの歌舞伎ファミリー出身です。

1980年に結婚し、中村勘三郎夫人となった後は、歌舞伎界の伝統やしきたりを深く理解した存在として、家族や舞台を陰で支える“梨園の妻”の役割を全うしてきました。

18代目中村勘三郎さんといえば、破天荒で情熱的、そして“恋多き男”としても知られていました。そんな夫に対し、好江さんは

「役者の女房ですから、これくらいは許してあげましょう」

と寛大な心で寄り添い続けたことが知られています。

結婚生活は32年間。浮名が立とうとも家庭を守り続けた彼女の姿は、まさに梨園の“内助の功”そのものでした。

好江さんの魅力は、なんといっても強さとユーモアにあふれる性格です。

かつてインタビューで「私、彼とケンカしても謝らないんです。一気に発散させるタイプですね。だって殴りますもの。飛び蹴りもやったことがあります（笑）」と語ったことも。

ただし、「朝は必ず笑顔で見送る」という家庭のルールも守り、どんなに口喧嘩をしても、夫を舞台へと明るく送り出す姿にプロ意識が感じられます。

勘三郎さんの逝去後も、好江さんは家族への支えを続けています。

長男の中村勘九郎さん、次男の中村七之助さんが活躍する今、孫たちも舞台に立つようになり、“三代目・中村屋”としての伝統が受け継がれています。

家族の誕生日にはパーティーを開き、いつも笑顔で見守る姿はまさに“母”としての温かさに満ちています。

2012年、勘三郎さんが食道がんを患ったとき、好江さんは医師を自ら探し、懸命に看病しました。

夫の死後、彼の遺骨の一部をダイヤモンドに加工し、指輪として身につけているというエピソードもあります。今もその絆は、指先に宿る“永遠の愛”として彼女を支えているのでしょう。

波野好江さんは、梨園の妻として、母として、そしてひとりの女性として、深い愛情と強さをもって中村家を支えてきました。
その生き方には、華やかな舞台の裏にある“本物のドラマ”が詰まっています。